薔薇の本数に悪い意味?15本や17本はNG!花言葉の真実

プロポーズや記念日のギフトとして贈られる美しい赤い薔薇の花束 薔薇

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こんにちは。My Garden 編集部です。

愛するパートナーへのプロポーズ、大切な記念日、あるいは意中の相手への告白。そんな人生の特別な瞬間に、想いを込めた薔薇の花束を贈ろうと計画している方は多いのではないでしょうか。映画のワンシーンのように美しい薔薇は、言葉以上に雄弁に愛を伝えてくれる最高のギフトですよね。でも、いざ花束を注文しようとした時、ふと「薔薇の本数には悪い意味がある」という噂を耳にして、急に不安になって立ち止まってしまった……そんな経験はありませんか?

「せっかくのサプライズなのに、本数選びを間違えて相手に誤解されたくない」「知らないうちに怖い意味や、別れを示唆するメッセージを送ってしまったらどうしよう」。そんな風に慎重に悩むのは、あなたが相手のことを真剣に想い、傷つけたくないと考えている何よりの証拠です。実は、その懸念はあながち間違いではありません。優雅な薔薇の世界には、15本や17本といった特定の数字、あるいは黄色などの特定の色に、嫉妬や絶望、そして別れを予感させるネガティブな花言葉がひっそりと隠されていることがあるんです。

この記事では、そんな「贈ってはいけない薔薇」の落とし穴と、逆に「愛が深まり、絆を強くする最高の本数」についての正しい知識を、どこめよりも詳しく、具体的に解説します。正しい知識を身につければ、もう迷うことはありません。

この記事のポイント

  • 15本や16本、17本など、関係の悪化や終わりを意味する危険な本数の詳細
  • 13本や88本が、恋愛の場面で誤解を招いてしまう具体的な理由と回避策
  • 「嫉妬」や「憎悪」を意味する、絶対に避けるべき薔薇の色と状態のマナー
  • プロポーズや記念日に自信を持って贈れる、最適な本数と色の組み合わせガイド

薔薇の本数にある悪い意味と注意すべき数字

薔薇はその圧倒的な美しさだけでなく、本数によってまるで物語のようなメッセージを持っています。その多くは「愛」や「幸福」を語るポジティブなものですが、中には愛とは正反対の、関係の悪化、不信、そして終わりを暗示するような怖い意味を持つ「鬼門」とも言える本数が存在します。ここでは、大切な人へのプレゼントとして贈る際に絶対に避けるべき「悪い意味」を持つ本数について、なぜそう言われるのかという背景も含めて詳しく解説していきます。

15本はごめんなさいの謝罪の意味

「ごめんなさい」の謝罪を意味する15本のピンクの薔薇の花束

まず最初に、最も気をつけるべき本数として挙げられるのが15本の薔薇です。この本数が持つ花言葉は、ズバリ「ごめんなさい」です。

誤解しないでいただきたいのは、これ自体が呪いのような「悪い本数」というわけではない、ということです。むしろ、非常に機能的で実用的な意味を持っています。欧米では、喧嘩の後の仲直りの印として、あるいは言葉では伝えきれない深い反省の気持ちを表すために、男性が女性に15本の薔薇を贈る習慣があります。つまり、パートナーと激しい喧嘩をしてしまった後の仲直りのきっかけや、心からのお詫びを伝えたい場面において、15本の薔薇は「私の過ちを許してください」という誠実なメッセージを届ける、救世主のような存在になり得るのです。

お祝いの席では「不信感」を生む爆弾になりかねない

しかし、これが誕生日や記念日、プロポーズといった「お祝いのシーン」となると話は全く別です。満面の笑みで「おめでとう!」と15本の花束を渡された相手は、後で花言葉を調べた瞬間にこう思うでしょう。

「えっ、ごめんなさいってどういうこと?」

「何か私に隠しているやましいこと(浮気や借金など)でもあるの?」

せっかくの幸せな空気が、あなたの意図しない不信感によって一変してしまうリスクがあります。このように、用途とタイミングを間違えると非常に危険な本数ですので、純粋なお祝い事では避けるのが無難です。

16本と17本は絶望など怖い花言葉

「絶望的な愛」という花言葉を持つ暗い雰囲気の17本の赤い薔薇

15本の「謝罪」で関係が修復できれば良いのですが、それに続く16本と17本は、さらにネガティブなストーリーが進行してしまったかのような、非常に重く暗い意味合いを持っています。これらは明確に避けるべき数字です。

まず、16本の薔薇には、「不安な愛」や「ころころ変わる不安な愛」という意味があります。これは、二人の関係が不安定であることや、相手への不信感、あるいは自分自身の移り気な心を象徴してしまいます。「これからもずっと一緒にいてほしい」と愛を誓う場面でこれを贈ることは、自ら「僕の気持ちはコロコロ変わるよ」「君のことを信用していないよ」と言っているようなもので、完全に逆効果です。

さらに深刻なのが、17本の薔薇です。この花言葉は「絶望的な愛」。これは、関係の修復が不可能なほどの絶望や、相手からの拒絶、そして破局を暗示させる非常にネガティブな数字です。ロマンチックな雰囲気など微塵も感じさせない、悲劇的なメッセージと言えるでしょう。もし知らずに贈ってしまった場合、花言葉に詳しい相手なら「別れ話」と勘違いしてしまうかもしれません。

「別れへのカウントダウン」にご注意を

15本の「謝罪」、16本の「不安」、そして17本の「絶望」。この10代後半の数字の並びは、まるでカップルの関係が悪化し、別れに向かうストーリーをなぞっているかのようです。花屋さんで「予算5,000円くらいで、本数はお任せで束ねてください」と注文した際、花の単価によっては偶然この本数になってしまう可能性があります。オーダーの際は明確に「15本から17本は避けてください」と伝えるか、安全な本数(例えば12本など)を指定することをおすすめします。

13本は恋愛で友達の意味になり注意

「永遠の友情」を象徴する13本の明るいオレンジ色の薔薇の花束

西洋文化圏、特にキリスト教圏では「13」という数字は「13日の金曜日」などの影響で不吉とされがちですが、薔薇の花言葉においては少し事情が異なります。13本の薔薇が持つ意味は「永遠の友情」です。

これ自体は、親友や信頼できる同僚、お世話になった先輩などへの感謝を伝えるプレゼントとしては、最高のメッセージになります。「性別を超えた親友として、これからもずっと仲良くしようね」という、温かく誠実な気持ちを伝えることができるでしょう。

しかし、これが「恋愛対象」への贈り物となると、意味が180度変わってしまいます。もし、あなたが片思い中の相手への告白や、恋人へのプロポーズで13本の薔薇を選んでしまった場合、それは「私たちは恋人ではなく、ずっと友達でいましょう」という宣言になってしまいます。いわゆる「友達認定(フレンドゾーン)」のメッセージとして、相手にやんわりと、しかし確実に「恋愛対象としては見ていません(NO)」を突きつけてしまう可能性があるのです。

恋愛成就を願っているのに、自ら「友達どまり」を希望するような致命的な誤解を招かないよう、贈る相手との関係性をよく考えて選ぶ必要があります。どうしても13本贈りたい場合は、友情の象徴であるオレンジ色の薔薇を選び、メッセージカードで「最高の親友へ」と明記するなど、誤解の余地をなくす工夫が必要です。

88本はフォローに注意の警告メッセージ

「本数が多ければ多いほど、愛が深いと思われるはず」。そう考えて、とにかくたくさんの薔薇を贈ろうとしている方もいるかもしれません。しかし、ここにも意外な落とし穴があります。それが88本の薔薇です。

88本には、「フォローに注意せよ」という、なんとも解釈に困る不思議な花言葉があります。この「フォロー」が具体的に何を指すのかは非常に曖昧です。人間関係のフォローアップのことなのか、SNSのフォローのことなのか、あるいは「あなたの振る舞いに気をつけて」という警告なのか。しかし、少なくともここには「注意せよ」という警告めいたニュアンスが含まれています。

純粋に愛や感謝を伝える場面で、相手を困惑させたり、「どういう意味だろう?」と警戒させたりするようなメッセージはノイズでしかありません。100本近い豪華な花束を検討しているのであれば、後ほどご紹介する99本(永遠の愛)や108本(結婚してください)を選ぶ方が、圧倒的に安全で、かつロマンチックです。

黄色や黒赤色の薔薇も嫉妬や憎悪でNG

「憎悪」や「恨み」を意味する黒に近い深い赤色の薔薇(ブラックローズ)

薔薇のメッセージを左右するのは、本数だけではありません。「色」もまた、非常に強力なメッセージ性を持っています。たとえ本数が完璧な愛の数字でも、色がネガティブな意味を持っていれば、そのメッセージは台無しになってしまいます。特に注意したい3つのパターンをご紹介します。

色・種類 花言葉・意味 解説と注意点
黄色の薔薇 「嫉妬」「愛情の薄らぎ」 鮮やかな黄色はビタミンカラーとして元気を与えてくれますし、父の日のギフトや友情の証としてはポジティブに使われます。しかし、キリスト教の歴史の中で黄色が「裏切り」の色とされた背景もあり、恋愛においては「嫉妬深い愛」や「愛が冷めてきた(別れたい)」というサインとして受け取られる危険性があります。
黒赤色の薔薇 「憎悪」「恨み」「死ぬまで憎みます」 黒に近い深い赤色(ブラックローズやブラックバカラなど)は、シックで大人っぽい魅力がありますが、その花言葉はあまりにも強烈です。「死ぬまで憎む」という呪いのようなメッセージは、通常のギフトには絶対に不向きです。ゴシックな世界観を共有できる相手以外には避けましょう。
赤に白斑の薔薇 「戦争」「争い」 赤い花びらに白い斑点や絞りが入った珍しい品種です。ユニークで美しい見た目とは裏腹に、「源平合戦」のような紅白の対立を連想させるためか、「戦争」や「争い」を意味します。平和で穏やかな関係を望むカップルには避けたほうが良いでしょう。

これらは「知らなかった」では済まされないほど、強烈なネガティブ・インパクトを持っています。特別な事情や相手からのリクエストがない限り、恋愛関係のプレゼントでは、赤、ピンク、白といった王道の色を選ぶのが鉄則です。

満開やしおれた状態の薔薇も避ける

「生涯を誓う」というポジティブな意味を持つ白い薔薇のおしゃれなドライフラワー

最後に、薔薇の「状態」に関するマナーも押さえておきましょう。これは花言葉以前の、贈り物としての基本的な礼儀に関わる部分です。

満開の薔薇は「人妻」のサイン?

蕾でもなく、咲き始めでもない、花びらが完全に開ききった満開の薔薇。これには、伝統的な花言葉として「私は人妻」という意味があると言われています。かつてのヨーロッパの社交界で、既婚女性が男性からの求愛を断る際や、自身の立場を優雅に示す際に使われたサインだったという説があります。

現代でそこまで厳密に意識する人は少ないかもしれませんが、独身の女性に贈って「人妻のようだ(もう若くない・ピークを過ぎた)」と誤解されたり、逆に既婚者へ贈って意味深なメッセージになったりする可能性はゼロではありません。ギフトとしては、これから咲き誇る予感を感じさせる「5分咲き〜7分咲き」くらいの美しい状態がベストです。

しおれた薔薇は論外だが、例外も

当然ですが、しおれた薔薇を贈るのはNGです。「はかない愛」や「私は絶望しています」という意味になり、何より「新鮮な花を用意できないほど、あなたを軽んじています」という失礼な行為になります。しかし、一つだけ美しい例外が存在します。

枯れた白い薔薇(ドライフラワー)の秘密

単に管理が悪くて「しおれた」状態とは異なり、意図的に美しく乾燥させた「枯れた白い薔薇(ドライフラワー)」には、「生涯を誓う」という非常にロマンチックな意味が生まれます。生花のはかなさを超えて、時を止め、姿を変えずに残り続けることから、「永遠」を象徴するアイテムとなるのです。生花の花束とは別に、おしゃれなインテリアとしてドライフラワーを贈るなら、これは素敵な選択肢になりますよ。

薔薇の本数で悪い意味を回避し想いを伝える

ここまでネガティブな意味について詳しく見てきましたが、決して薔薇を贈るのが怖くなる必要はありません。薔薇には、悪い意味を遥かに上回る数の、素敵で情熱的な花言葉が存在します。ここからは、あなたの愛や感謝を誤解なく、真っ直ぐに伝えるための「正解」の本数をご紹介します。シチュエーションに合わせて、最適な一本を選んでみてください。

プロポーズに最適な108本と12本

「結婚してください」のプロポーズに使われる抱えきれないほどの108本の赤い薔薇

一生に一度の大勝負、プロポーズ。ここで選ぶべき本数は、世界中で愛されている間違いのない王道の2つです。

  • 108本:「結婚してください」「108(とわ)=永遠」という日本語の語呂合わせに由来する、日本独自のロマンチックな本数です。両手でも抱えきれないほどの108本の赤い薔薇は、視覚的なインパクトも絶大。「永遠の愛を誓うので、結婚してください」というメッセージは、言葉以上の圧倒的な説得力を持ちます。一生の思い出に残るサプライズを狙うなら、これ以上の演出はありません。
  • 12本:「私の妻になってください(ダズンローズ)」こちらは欧米の伝統的なスタイル。「ダズンローズ(Dozen Roses)」と呼ばれ、12本の一輪一輪に誓いが込められています。「感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」。これらすべてをあなたに捧げます、という誠実なプロポーズに最適です。108本よりも持ち運びやすく、スマートに渡せるのも魅力ですね。

1本や3本など少ない本数の愛の言葉

「そんなに大量の薔薇は用意できないし、相手も引いてしまうかも…」「デートの途中で渡したいから、荷物にならないサイズが良い」。そんな心配は無用です。少ない本数には、シンプルだからこそ心に響く、力強い愛のメッセージが込められています。

1本:「一目惚れ」「あなたしかいない」

たった一輪の薔薇は、その凛とした存在感で「オンリーワン」を表現します。「あなたは私にとって唯一無二の運命の人です」という、強い特別感を演出できます。初めてのデートや、何気ない日のプレゼントにも素敵です。

3本:「愛しています」

英語の「I Love You」の3語に対応するとも言われる3本は、ストレートな告白の代名詞。記念日や誕生日のディナーで、スマートに愛を伝えるのにぴったりな本数です。シンプルゆえに、あなたの真剣さが伝わります。

4本:「死ぬまで変わらぬ愛」

日本では「4」は「死」を連想させるため敬遠されがちですが、薔薇の世界では逆です。「死が二人を分かつまで」という、結婚の誓いにも通じる生涯の愛を表す、隠れた名メッセージです。「不吉な数字だなんて思わないでほしい」と一言添えて贈れば、そのギャップに相手はきっと感動するはずです。

99本や100本で永遠の愛を誓う

108本以外にも、ボリュームのある花束には深い愛の意味があります。プロポーズだけでなく、金婚式や銀婚式など、長年の愛を祝う場面にもおすすめです。

99本の薔薇の花言葉は「永遠の愛」、そして「ずっと好きだった」。長年の付き合いを経てプロポーズする場合や、幼馴染への告白、あるいは長年連れ添ったパートナーへ改めて愛を伝える場面にマッチします。「99」という数字が「100(完成)まであと一歩」であることから、「あと1はあなた」という意味を持たせる粋な解釈もあります。

そしてキリの良い100本の薔薇は、文字通り「100%の愛」。一切の迷いや偽りのない、純度100%の愛情を伝えたい時、この本数はあなたの誠意を雄弁に語ってくれるでしょう。

メッセージカードで誤解を確実に防ぐ

花言葉の誤解を防ぐために薔薇の花束に添えられた手書きのメッセージカード

ここまで本数の意味を解説してきましたが、最後に最も確実で大切なアドバイスをお伝えします。

花言葉はとてもロマンチックで奥深い文化ですが、あくまで「暗黙のメッセージ」です。受け取る相手がその意味を知っているとは限りませんし、例えば13本を贈った時に、あなたが「友情」のつもりでも、相手が「不吉」と捉えてしまう可能性もゼロではありません。

こうした誤解を100%防ぎ、あなたの想いを確実に届ける最強の方法。それは、手書きのメッセージカードを添えることです。

誤解を防ぐメッセージの具体例

  • 13本(オレンジ)の場合:「いつも支えてくれてありがとう。あなたとの永遠の友情に感謝を込めて。これからもよろしく!」
  • 4本の場合:「不吉な数だなんて思わないでね。薔薇の4本には『死ぬまで変わらぬ愛』という意味があるんだ。僕はずっと君を愛し続けます。」
  • 108本の場合:「永遠(トワ)に愛します。僕と結婚してください。」

このように、花言葉の意味をカードに一言書き添えるだけで、それは「謎解き」ではなく「確信」に変わります。これこそが、花言葉の悪い意味や誤解を恐れずに、堂々と薔薇を贈るための最後の仕上げです。

薔薇の本数や悪い意味を知り正しく贈る

薔薇の本数が持つ悪い意味や、色によるメッセージの違い、そして逆に愛を深める素敵な本数について、詳しく解説してきました。

15本、16本、17本といったネガティブなストーリーを持つ本数や、誤解を招きやすい色を知っておくことは、単なる知識自慢ではありません。それは、大切な人の笑顔を曇らせないための、あなたの「思いやり」そのものです。

でも、あまり神経質になりすぎて「薔薇を贈るのが怖い」なんて思わないでくださいね。「薔薇 本数 悪い意味」と検索して、ここまで記事を読んでくれたあなたのその誠実な優しさは、きっと相手に伝わります。今回ご紹介したポジティブな本数と、心のこもったメッセージカードを味方につけて、自信を持って世界に一つだけの花束を贈ってください。あなたの想いが、美しい薔薇と共に相手の心に真っ直ぐ届くことを願っています。

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